韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第18話 暗殺未遂&護衛兵プク 

ラヒとユ・ルンが祝の盃を交わし、宴会が始まりました。

挨拶の最中、ラヒはプクについて尋ねますが、ここでも金持ちの側室になったと嘘を付くチャチャスン。自分のことを覚えていたラヒに少し動揺するプク。

ホドンたちは、ラヒが暗殺されるのでは?と疑念を抱きますが、証拠がないというウナル。テチュからの報告で盗まれた馬が技芸団の車を引いて戻ってきたと聞いたホドンは、宴会の会場で見た鋭い剣を思い出し、街で会ったプクが変装した「剣の達人」が絡んでいると気がつきます。しかしユ・ルンが絡んでいる以上、下手に暗殺を邪魔だてすると、交渉が不調に終わりウルドゥジの命が救えなくなるため、様子を見ることになったホドンたち。ワン・ホルがいなければ暗殺は成功する、結婚ができないなら消えてもらったほうが後々のためだというホドン。

ホルを呼び出したホドンは、わざとホルを挑発するような発言をして剣の勝負をすることに。

宴会では、とうとうプクの仮面の変わり芸の番になりました。
与えられた剣を隠し、王女に近づき握手を求めます。

外では、熱くなった2人が屋根に上がって勝負を続けています。
瓦が外してあるのを見つけたホドン。
ホドンはホルが暗殺計画に気が付かないことにヤキモキします。
そしてわざと体勢を入れ替え、ホルが瓦を踏み抜くように仕向けました。
思惑通り瓦を踏み抜き、プクが剣で王女を殺そうとしているところを見つけ、屋根から飛び込むホル。そのホルに飛びかかられる形で倒れ込むプク。
計画が頓挫したことに驚くチャチャスン、ユ・ルン。
ホルが屋根から落ちてきて驚くラヒ。
そして、命拾いしたな、とつぶやくホドン。

手の平から血を流すプクを見て、その傷は?と問うホル。
暗殺が失敗したショックと傷の痛みに小さく震えながら、器の破片で怪我をしたと答えるプク。立ち去ろうとするプクを静止するホルに、ラヒが宴会中なので態度を慎む様にと注意を促している間に、その場を逃げ去るプク。

わざと王女を助けたのかと聞くテチュに違うと答えるホドンは、王女を襲おうとしたプクを見つけました。
痛みを堪え逃げてきたプクは、自分の手の平を傷付けている短剣を急いて捨て去りました。両方の手の平には、鋭い刃物が切り裂いた痛々しい傷ができています。
その背後から、剣の達人だな?とホドンが声をかけ、背後から腕をつかまれてしまいました。
振り向いたプクが女であることに気がつくホドン。体の線は細いと思ったが、武術の腕前は確かなものだったからまさか女だとは思わなかったと驚くホドンに、逃げようと傷を隠して殴りかかるプク。
王子には関係なでしょう!というプクの問いに、関係あるのだと答えるホドンは、傷の手当をしてやります。

金で魂は売らないと言っていたじゃないか、金じゃないなら何のために殺しを引き受けたのか?と聞かれたプクは、自分の事情は話したくないし、第一、立場が違うのだから話したところで理解できないでしょう?と答えました。確かにそうだなと納得のホドン。どうして自分を助けたのかと聞くプクに、自分は楽浪ではなく高句麗の人間だからと答えるホドン。高句麗へ一緒に連れて行って欲しいというプクに、あっけなく断るホドンですが、プクも辛い人生を歩んでいるのだなと同情してくれるのでした。

部屋に戻ったプクは、チャチャスンに暗殺が失敗に終わったことを謝ります。
ミチュを助けたいけど、ホルの邪魔がはいらなかったら成功していたかどうかは自信はないと言い、悲しみにくれ泣くプクに、今夜はよく寝て、明日ミチュを連れて逃げようというチャチャスン。

ホドン王子に嫌われたみたいで護衛として雇って貰えなかった、高句麗がダメならどこに行こうかと真剣にいうプクに、世の中は広い、どうにかするさと優しく答えるヘンカイでした。

翌朝、目が覚めるとチャチャスンとヘンカイが居ないことに気がつくプク。
自分だけ置いていかれたと腹を立てますが、馬に乗る前に、盗んだ高句麗の手形をそっと置いていこうとしたところをホルに見つかってしまいました。
名前を聞かれ”吉祥(キルサン)と答えたプク。
なぜ高句麗の手形を持っているのか?手の切り傷の理由は?と問われたプクは、ホルにつかまれた手を振り払って逃げました。追いかけるホル。

そして食事中のホドンの部屋に逃げ込んだプク。
追い詰められたプクは、ホドンに護衛として雇って欲しいと再びお願いしますが、断ったはずだとこれまたあっけなく言われてしまいます。
部屋の外では、ホルがすぐそこにまで来ていました。ホドンもそれに気がつきました。
外では、キルサンという娘を追ってきた、とホルが申し立てています。
キルサン?と訝しがるホドンに、”私はプクです、前にお会いしました、お忘れですか?”と問いかけます。ホドンは、鎖を引きちぎるほどの怪力の少女を思い出し、相変わらずだなと言いますが、それでも、御尋ね者を護衛にしても面倒なだけだから帰れ、と断ります。
”王子の苦しみを和らげる手伝いをします”というプクに、お前には無理だと答えるホドン。”そんなことわかってますし、自分の苦しみは自分しか解決できない。でも、相手を知れば力になれる”と食い下がるプク。”もしできなかったら?”という問いに、”自分も一緒に苦しみを引き受けます”と答えるプク。その意外な言葉に少し心が動くホドン。

娘を渡して欲しいというホルに、私の護衛兵だから渡せないと答えるホドン。
では、王子も暗殺未遂事件の共犯とみなすというホルに、どう思おうと勝手だが、疑う前に確かな証拠を見せろと嗜めるホドン。主君を守れなかった責任を押し付けないでくれと苦言を呈します。

高句麗でも、この暗殺未遂事件についての報告がされていました。
大臣からは、、楽浪王チェ・リに恨みを持つ楽浪郡の大博であったホゴクの犯行と思われるが、ホドンとホルの腕比べで宴が中断し未遂に終わったこと、我々はこの件には不干渉です、という報告がされていました。
ラヒにはまだ利用価値があるし、漢での交易の交渉が成立したらホドンを太子にしようというムヒュル。

王妃メソルスの父ソン・オックと、その息子ソン・ガンは、漢からの帰国の途中でホドンを始末してしまおうと計画していました。ホドンを太子にするという動きが面白くないのです。また、同じようにその動きに焦るメソルスは、都のムヒュルの元に帰る決心をします。

漢ではユ・ルンと交渉をするホドンの脇で、プクはチャチャスンたちとホゴクを許して欲しいと土下座をしました。半ば脅すような形ですべての要求を飲ませることに成功するホドン。

すべてのことが解決し、感謝の意を述べるプク。
昔と同じで暖かい人だと嬉しそうにいうプクに、”もともと冷酷な人間だ”と、自分の本当の姿を悟られないよう、まるで強がりを言うかのように答えるホドン。”ひとつの命を救える人は大勢の命を救えるのです、王子の苦しみも、その心までは変えることができなかったのですね”とプク。
まるで心の中を見透かされているような、でも自分を理解してくれているようなプクに、まわりのほかの人とは違う感じを受けるホドン。
そこへ高句麗王からの手紙が届いたとの報告が。
王からは、ラヒはまだ利用価値があるから、この機会にラヒの心をつかむように、との命令がありました。

ホドンはラヒを食事に誘います。
自ら料理をするホドンを手伝おうとしますが、自分が本当に料理しているのか、どこからか楽浪側の人間が見張っているからと断るホドン。
王女と結婚するのですか?という問いに、つまらないことを聞くな、と怒られてしまうプク。
そろそろ時間だから部屋から出るように言われたプクは、王女と話がしたいから自分が給仕をしますというのですが、立場を考えろと、またまた怒られてしまいました。
王女に謝りたいプクは、後ろ髪を引かれるように部屋を後にします。
王女の心をつかめという王命を受けているホドンは、ラヒと親密にならなければいけないので、プクのお願いを聞く気持ちなんてありません。

ラヒがホドンの部屋にやって来ました。
笑顔でお世辞をいうホドン。
ホドンが渡した腕輪をつけてきたラヒですが、それを見られるのが恥ずかしくなったのか、外して床に落とし隠してしまいます。
鍋を一緒に食べようと、すくって差し出すホドン。
優しく接してくるホドンをみて、キスされたときのことを思い出してしまうラヒ。

眠りについたプクの部屋にホルが忍び込んできました。
ジャシルはプクをチャミョンだと疑い、胸に刺し傷があるかどうか確かめろという命令をしていたのです。楽浪の未来とラヒの命に関わるというジャシルの言葉に、ホルはプクの服の紐を短刀で切り、確かめるのでした・・・
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