韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第19話 臣下の礼の屈辱 

ホドンの部屋から戻るラヒと、ラヒを部屋まで送るホドン。
豪華な食事でもてなされても、そこに真心が無ければ感動しないというラヒ。
自分のことを疑っているから感動できないのだというホドン。
ラヒ王女と呼ぶホドンに、馴れ馴れしく呼ばないで、と嫌悪感を表すラヒ。
部屋に戻るラヒを見送りながら、自分になびかないラヒにイラつくホドンでありました。
楽浪のジャシルからのワン・ホルへの手紙には、暗殺未遂事件の件でホドンを疑ってはいけない。技芸団の娘の心臓近くに傷があるか確かめること。これは他人に任せず自分で調べること。と、書かれていました。

プクの寝室に忍び込み、寝入っているプクの胸元の紐を短刀で切り傷を見つけたホル。
目を覚ましたプクは、夜這いをかけてくるなど大将軍として妻帯者として最低だと、剣を抜いて切りかかります。誤解だと逃げるホル。そうでないなら暗殺未遂事件の件で殺しに来たのか!と問うプク。高句麗国の王子の護衛を殺すことなど出来るわけないと答えるホルに、それも違うなら、胸の傷を確かめたのね!とヤマをかけて問うプク。
図星とばかりに動揺するホルに、大将軍にとってもこの傷は重要なの?刺された理由を知っているなら教えて欲しいとプク。自分は何も知らない、すまなかったと謝るホルに、この傷には珊瑚の簪が刺さっていたのよ!と教えるプク。本当に知らないんだ・・・といって去っていくホル。プクはホルが自分の素性を知っているのだと確信したのでした。
部屋に逃げ帰ったホルは、モ・ヤンへとの結婚式の日にヤンへから、姉のジャシルが生まれたばかりのモ・ハソの娘の胸に簪を突き立てて殺したのだ、という話を聞いたことを思い出しました。プクがチャミョンなのか?と少し複雑な気持ちのホル。

ホドンの部屋では、プクがホドンの作った料理を食べていました。
そこにホドンが入ってきて、どうして勝手に部屋に入り料理を食べたのか?と怒り出しました。目が覚めたので片付けに来たが、技芸団では白米の有難味を知っているからもったいなくて、と答えるプク。お前の身分は何だ?と問うホドンに”護衛兵です”と答えると、お前は”奴婢”だというホドン。奴婢ではないと答えるプクに、王族以外は周りにいるものすべてが自分と王の奴婢なのだというホドン。自分の許可なく何もできない、主従関係の礼を尽くせ、嫌なら去っていい!というホドンに、王子には3人の命を救ってもらい自分も助けて貰ったから、恩義を返したら楽浪へ発ちます、というプク。まずはその前に礼儀を習え、無礼な人間は必要ない、と言うホドンでした。

ラヒの部屋では、ホドンがくれた腕輪を侍女たちが探し回っていました。
どこを探しても見つからない腕輪・・・

ホドンの部屋の掃除をしているプクが見つけたのはラヒの腕輪でした。
なんだろう、これ?と腕にしてみようとするプクに、ホドンはお前は王宮にいる誰よりも劣るのだから、いらぬ考えを起こすなと釘を刺しました。お前は護衛兵なのだから、女としてではなく護衛として生きろ、二度と女のような格好はするな、と怒られてしまいます。自分の傍には女も友も必要ない、と言い捨てるホドン。テチュがチャチャスンたちを迎えに行っている間は、プクが代わりなのだから、寝るのもこの部屋の床で寝るように、と言われるプク。

プクが出て行ったあと、ホドンはラヒが落としていった腕輪を握り締め、”お前は女。私のものになる。お前はピュリナ族を倒す切り札だ”と、何としてもラヒを自分のものにする決意をするのでした。自分の身を守るためのラヒ以外の女は要らない、ということなのでしょうかね・・・。

漢の洛陽に皇帝への謁見のために到着したホドンは、臣下に日取りの確認をしていました。部下として礼を尽くすプクの態度に、満足げなホドン。
宿舎の部屋で、ホドンはプクと太極拳をやっていました。初めてなのでうまくできないというプクに、お前ほどの武術の腕前なら、師匠から教えられていない方がおかしいぞ、どのような師匠なのだ?と問うホドン。師匠にも2通りいて、すべてを教える師と奥義を教えない師。すべてを教えないのは弟子の死を望むからだ、と言われ、はっとするプク。

皇帝との謁見を前に、高句麗国側と楽浪国側はそれぞれ、もし臣下の礼を要求されたらどうするのかということを話し合っていました。
楽浪側では国の利益を考えて要求に従うというラヒ。、高句麗側では国王の命令で無用だといわれ、そうだなと答えるホドン。

謁見の前に、ラヒに詫びるプク。ラヒは理由はどうあれ人を騙すのは最低だと言い捨てます。それでも謝り続けるプク。そんなプクを見て、同じ王女なのに・・・とプクを不憫に思うホル。
ユ・ルンは高句麗と楽浪を一緒に謁見するといいます。

漢の皇帝は、ホドンにだけ臣下の礼を要求してきました。できぬなら去れというユ・ルン。引き止める高句麗の臣下たち。
ホドンは悔しさに耐え涙を浮かべ、それでも国の利益のために、皇帝に臣下の礼を尽くしました。おでこから血が流れる程に頭を床に打ち付け、礼を尽くすホドン。そんなホドンを見つめるプク。

謁見後、高句麗の臣下たちは、ホドンが臣下の礼をとったことに怒って先に帰国してしまいました。高句麗は漢には勝てないし、楽浪も侵略できない、つまらない自尊心など国を滅ぼすだけだというホドンに大将軍は呆れ果てて出て行ってしまいました。

お前も失望したか?と聞かれたプクは、”部下に恵まれませんね”と答え、嫌味の一つでも言われるのかと思っていたホドンは、またその意外な言葉に内心驚きます。”弱者が強者に従うのは当然のことで、強大な漢には高句麗も勝てません。自尊心のせいで民が犠牲になるのです。民は家族を養い王は民を養う。規模が違うだけで同じことでしょう?”というプク。死ぬより生きて自尊心を守ることは苦しいことだ、それを理解していないんだ、というホドンは、わかるか?とプクにに問いかけます。私どもは諦めの人生ですと答えるプク。ホドンは自分の考えに理解を示すプクを信頼し始めていました。

ホドンに外出の許可をもらったプク。ホドンからの使いで絹の小袋を探していたところ、ホルと出くわします。ホルはヤンへのために服を土産で買い求めていましたが、プクを見かけて尾行を始めました。

プクは、ホルの尾行を巻きながら、師匠であるホゴクの元を訪ねます。
ホゴクに”楽浪王女を殺したあとで、私も殺すつもりだったのですか?”と尋ねるプク。
そのつもりだったと答えたホゴクに、プクは弟子としての最後の挨拶をしました。
そんなプクに情がわくホゴク。

相変わらず尾行を続けているホルをみかねてプクは食事に誘います。
プクのあまりの食欲と潔い食べっぷりに、こんな女性は見たことがないというような感じで、自分が食べるのも忘れ呆気にとられるホル。
場が和んだところで、プクは自分は不安な毎日を送っている、私は一体誰で両親は誰なのですか?と切り出します。知らないと答えるホルに、それが嘘だと分かっているというプク。ホルは、知りたくても我慢すべきこと、知っていていても言えないこともあるといい、自分は何も答えられないというのでした。その言葉にがっかりするプク。
高句麗と楽浪が戦になれば、ホドンと共に高句麗兵として全滅させてやるわ、と言います。
楽浪へは来るなというホルに、たとえ100年かかろうとも必ず行くと答えるプクでした。

楽浪へ戻ったラヒは王へ帰国の報告をしました。
そして王から、ホドンと結婚するようにと言われるのでした。

同じく楽浪に戻ったホルは、ジャシルから、チャミョンとラヒ、どちらかを選ぶように選択を迫られます。また私に罪を背負わせるのですか?というホル。

洛陽から帰国の途につくホドンたち。
ホドンとプクはお互いが気になり始めていました・・・
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