韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第20話 ホドン暗殺計画 

洛陽から数人の部下たちと高句麗への帰国の途についたホドン。
プクは、400里程先に街があると報告します。

その頃、ホドンが漢の皇帝に臣下の礼をしたと知ったメソルスは、まだ自分に勝算があると大喜びしていました。
メソルスの父ソン・オックは息子のソン・ガンと、ホドンの暗殺計画を練っていました。
ウナル大将軍が一緒でないとはいえ、ホドンの護衛(プク?)は最強で、ホドンの腕もはるかに上だとたしなめられたソン・ガンは、自分は愚かではない、毒を使って仕留めると計画を話します。ピュリナ族にとって災いの種でしかないホドンをこの機会に始末したい2人に、メソルスは”自分がケリを付けるまで手出しは無用”と言ってソン・オックを怒らせてしまいます。ホドンが孤立している今こそ勝機があり、これはピュリナ族とケル族・ソン・オックとムヒュルの戦いだと、王になれなかった悔しさをメソルスに当たり散らしていました。

その頃、高句麗では、ホドンが漢の皇帝に臣下の礼をとったことについて話し合われていました。
臣下の礼を行うことで交渉を成立させウルドゥジの命を救ったホドン。
しかし、王子は王と同じく国家そのものであり、このことでホドンの立太子に好意的だった部族たちが離れて行ってしまったことを問題視していました。

ホドン討伐に出発するソン・ガン。
メソルスは、必ず首を討ちとるように、と言いますが、誰もホドンに叶うはずがないとわかっていて、わざとそう言っているのでした。

夜になり、町についたホドンたち一行。
なんだか静かすぎるくらいの静寂で、空いている宿は1軒しかありませんでした。
そこに泊まることになった一行。
護衛兵は万が一に備えて退路を確保しておくのだと教えるホドン。
しかし、その宿はすでにソン・ガンの息のかかった鮮卑族が乗っ取っていて、食事や水に毒を仕込んでいました。

食事の前に風呂に入りたいというホドン。
準備をしながら、貰ったまんじゅうを2口かじるプク。

ホドンが風呂に入るのを世話するプク。
腹は減ったがまだ風呂から出たくないというホドンは、プクの食べかけのまんじゅうを一口かじり”苦いな”と一言。
ホドンは、プクの辛い人生のワケを聞きました。それは両親のこと、そして両親の顔も知らないと答えるプクに、探すのは難しいだろうな・・・と同情するホドン。
プクの前では、ホドンはとても優しい人間なのです・・・。
離れ離れになった理由を聞いているうち、プクとホドンは眠ってしまいました。

楽浪では、ジャシルとホルが言い争いになっていました。
チャミョンを殺せというのか?王女を殺せるわけない!というホルに、自分のことを知らないとはいえ、王女が敵国の王子に仕えるなどもってのほか。いっそのこと死んでしまうのがいい、と冷酷に答えるジャシル。飛び出したホルを追い掛け、火種になるのが困るというジャシル。ラヒは王女として着飾っているが、ホドンにこき使われているプクが不便で連れて帰りたかったというホル。言い争っているところをホルを訪ねてきたモ・ハソに見られてしまいました。なんとかごまかすジャシルに疑念を抱いたモ・ハソ。
今まで何度も騙されてきて、気がつかないフリをしてきたけれど、これからは許さないと戦線布告のモ・ハソ。

ホルの帰宅を喜ぶヤンへ。喜ぶあまり勢い余ってコケてしまいますが、ホルが優しく部屋まで背負い、足を揉んであげました。ホルの土産の服を見て「くだらない。短剣の方がよかった」と言っていますが、内心嬉しいヤンへ。

楽浪国では、チェ・リがラヒと結婚について話していました。
国の利益になるなら、ホドンでもホルでも結婚するというラヒ。

朝になり毒から覚めて気がつくプク。
風呂に入ったまま、意識のないホドン。
プクは、まさかね・・・と風呂の湯を一滴舐めて、毒が入れられていたことに気がつきました。急いでほかの部下たちのもとに、ふらつきながらも王子に毒が盛られたと知らせに行きますが、なんとほかの部下たちは食事に混入された毒にやられて死んでしまっていました。
唯一動けるプクは、風呂からホドンを引き上げ部下の服を着せ、浴室には自分とホドンの身代わりの部下の死体を置き、そしてホドンの目を覚まそうとしますが、叩いても揺すっても目を覚ます様子のないホドン。毒の種類を考えますが、毒がまんじゅうと湯に混入されていたことまではわかるものの、何の毒なのかわかりません。
そうしているうちに、ソン・ガンたちがホドンの首を取ろうと宿にやってきました。足音に気が付いたプクは、カーテンを引きちぎり、ホドンを抱え窓から脱出しました。
宿にあった白菜と荷車を使い、白菜売りに化け、ホドンを野菜の下に隠し、敵から逃れようとするプク。
敵の検問(?)の兵に荷車を調べられホドンが見つかってしまったプクは、敵兵の剣を奪い、初めて人を斬りました。ホドンを助けるため・・・とはいえ、人を斬った事に動揺するプク。

山中に逃げたプクは、一向に目を覚まさないホドンに愚痴を言いながら必死で起こします。やっと目を覚ましたホドンに解毒のための地奨水を飲ませますが、血を吐いてしまいました。ホドンは自分の鷹を呼ぶ笛をプクに渡し、布に自分の血で書いた手紙を呼んだ鷹の足に結べと命令します。
”笛を吹き鷹が気が付けば、敵も気が付いて殺しに来ます”というプクに、”一人で行け。お前はもう自由だ。楽浪に両親を探しに行くんだろう?”と精一杯の優しさを見せるホドン。命を狙うのは人生の辛さを教えたお母様なの?と問うプクに”違う”と答えるホドン。敵がわかっていても、かばおうとするホドンがいたたまれないプク。後ろ髪を引かれる想いでその場を去っていくプクを見送るホドンの瞳はとても寂しげです・・・。

夜になり、一人闇の中に佇むホドン。
山道で馬を走らせ、初めてホドンに出会った時からのこと、そして別れた時の寂しげなホドンを想うプク。

敵兵に見つかり、応戦しようにも剣を抜く力もないホドン。
斬り掛られそうになった時、投剣で倒れる敵兵。はっとして振り返るホドンが見たのは、自分のもとに帰ってきたプクでした。
”どうした?”と問うホドンに”なぜ戻ったのかわかりません。でも友人としてきたのです。”とプク。辛い人生を送っているホドンに生きている喜びを教えたい、ただ息をしているだけで幸せだということが言いたかった、というプクに、自分のことを心配して想ってくれる人がいるのかと驚いた様子のホドン。
そんなホドンに”必ず守り抜いて高句麗にお連れします”と涙ながらに約束するプクでした・・・。
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