韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第21話 ホドンの苦しみ 

山中でホドンを探すソン・ガンたち一行。
旅館にいた鮮卑族の首長の息子は、ホドンに盛った毒は”蟾液、雄黄、毒キノコ”で、ホドンがいるとしたら水辺だろうと言っていました。

それを木の上で聞いていたプクは、敵がいなくなると、枯葉の下に隠れさせていたホドンを助け出します。””確かに息ができるだけで幸せだ・・・”というホドンの肩に大きなセミの幼虫が。それを見て何かに気がつき幼虫を探しはじめるプク。幼虫・・・?と言わんばかりの顔で、幼虫と、それを探すプクを見るホドン。

その頃、やっと宿についたチャチャスンたち。
ホドンとプクが居ないことに安堵しますが、兵士たちが死んでいることを不審に思い原因を調べるチャチャスンたち。食事と水に猛毒が仕込まれていたことを突き止めます。
鷹を使って応援を呼ぶテチュ。2人を探し始める一行。

手作りの台車にホドンを乗せ山道を引きながら、人混みに紛れて逃げるというプクに、山頂へ行けば敵の動きがわかるというホドン。その言葉に納得するプクは、山道を引き返していきました。
山頂近くの洞窟で、プクは先ほど採集した幼虫を小さく切っていました。大きな幼虫を一つ食べようとしますが、2人分には少ないようで、自分は食べずにホドンにだけ食べさせることにしました。
血を吐くホドンに”黒い血は吐いても大丈夫。”と言い、”本当は叩いてお酒に混ぜるのだけれど、何もないからこのまま食べて。見た目は悪いけど傷ついた内蔵の特効薬よ”と幼虫を食べるように勧めます。プクが言うのだから・・・と思いつつも、疑いながら口に入れるホドン。吐きそうになるホドンに””吐かないで・・・飲み込んで”というプク。お前は?と聞かれたプクは、本当は自分は食べていないけれど、”ここで死ぬつもりはないから、先に食べたわ。”と明るく嘘をつきました。武術の腕前もあり解毒でもなんでも知っているプクに”お前は何物だ?”と問うホドン。”護衛兵。それとも王子の奴婢?どちらでもない。私は王子の友達”というプク。でも自分が誰なのかわからないから楽浪へ行くの。それが分かるだけで私は幸せ、と答えるプクに、何のために生まれて何をしなければならないかを知ることも重要だ、と説くホドン。

その頃、高句麗では王宮にメソルスが戻ってきていました。
そこに、テチュが鷹に託した「ホドンが危険に見舞われている」との報告が。
メソルスを疑うムヒュル。
ピュリナ族の仕業だと確信したムヒュルは、メソルスが出産するまで部屋に軟禁することにしてしまいました。

毒の治療薬がないから腕を切って毒を出すというプクに、体の一部でも失ったら王になれないからダメだというホドン。王になること以外でも幸せに生きていける道はある、いま切らなければ心臓に毒が回って死ぬのよと説得するプクに、自分は王になるために生きてきた、王になれないくらいなら死んだほうがましだと、つかまれた腕を振り払うホドン。
眠りについたホドンを前に、少しでも毒を抜こうと、ホドンの指先を傷つけ血を吸い出すプクは、口の中に傷があることに気がつきます。少し不安になるプク。

ホドンのそばで眠るプクは、ホドンがうなされているのに気がつきます。
お母さん・・・お母さん・・・とうなされているホドンに声をかけるプク。
目を覚ましたホドンは、毒のせいなのか正気では無い様子で”お母さんはなぜ扶余の人間なの?なぜ死んでしまったの?”とまるで幼い子供のように泣いていました。涙をそっと拭ってあげると、また眠りにつくホドン。ホドンの本当の苦しみ、悲しみを知ったプク。ホドンが本当は弱い人なんだと垣間見たプクは、とっさに抱きしめようとしていました。一瞬、その自分の行動に戸惑うものの、そっとホドンを抱きしめて眠るのでした。

ホドンを探しに来たウナルは、麓でイライラ。いくら探してもホドンが見つからないからでした。
山中では、ヘンカイたちが、プクが掘った地奨水を発見。近くを探し始めます。

起き上がれるようになったホドン。解毒が成功したようです。
洞窟にプクがいないので川まで探しに来たホドン。元気になったホドンを見てプクは喜びます。
何かを作っているプク。”それは?”と聞かれ、”殺してしまった人たちを忘れないようにするためのもの。私に殺されるのがあの人たちの運命だったから罪は感じないけれど、剣を握ったら誰かが死ぬってわかったから、これからは無意味に剣を握らないと誓ったの”と答えるプクの様子がおかしいことに気が付くホドン。

ふと、旅館の子が言っていたホドンに盛ったという毒の種類を思い出したプク。
”蟾液と雄黄と毒キノコだと。でもそれが何かわかりませんでした・・・”そう言ったあと倒れ込むプク。あきらかに様子がおかしい・・・と感じたホドン。”お前も毒に・・・?”そう聞かれて”口の中に傷があって・・・でも大丈夫・・・”そう答えて気を失うプク。プクが解毒していなかったことに気が付くホドン。
プクを抱きかかえ洞窟に戻る途中、ホドンを探していたソン・ガンたちに見つかってしまい、ホドンは病み上がりで一人で戦うことに。

プクたちを探していたヘンカイたちは、山中で剣がぶつかり合う音を聞きつけ、駆けつけました。あわやというところで難を逃れたホドンたち。プクに駆け寄るミチュ。ホドンはミチュに、プクを蝕んでいる毒が蟾液(ガマの毒)、雄黄(ヒ素)、毒キノコだと教えます。
ソン・ガンの部下たちは、チャチャスン、テチュ、ヘンカイがやっつけました。
ソン・ガンとの決着を付けるホドン。鮮卑族の息子は、自分を殺したらプクは助からないと減らず口を叩きます。
洞窟に戻った一行は、プクを治すように詰め寄ります。ホドンの毒を吸ったことを見抜かれます。昔、簪で胸を刺されていたプクは心臓が弱いようで、既に心臓に毒が回っている状態の重症で、気孔と灸を駆使して気を高める方法しか解毒する方法がないと言われます。責任を感じたホドンはプクを抱きかかえ山を降りようとしますが、ヘンカイはホドンの前に立ち、プクを自分に渡して欲しいと訴えます。しかし、それを無視していくホドン。

楽浪では、ラヒの帰国の祝の宴が開かれていました。
まるでジャシルに当てつけるかのように、仲睦まじく見せるモ・ヤンへに、ジャシルの怒りは頂点に。ホルとヤンへを別れさせるよう王に進言します。理由を問うチェ・リに、跡継ぎがいなければ王族を守れない。第二婦人の子供では格が違うからダメだ、と、自分のことは棚に上げ、ラヒと結婚させたい計画は隠して、ぬけぬけと言い切ります。
必ずや丈夫な息子を生むと意気込むヤンへの勢いに、せっかくの祝宴の場がしらけてしいました。そこに、ホドンの無事が確認されたとのトスギの報告に、一人喜ぶ顔のラヒでした。

高句麗に帰ってきたホドンら一行。ヘンカイはプクを返してくれるよう訴えますが、気に詳しい人間はこの中ではホドンしかいないため、自分が治すというホドン。ミチュは、王子が女の治療をするのは・・・と言いますが、”プクは友人で、しかも自分を助けてこうなったのだから、私が助ける”というホドン。

ムヒュルに帰国の報告をするホドン。
ムヒュルは、漢との交易の功績を認めてウルドゥジの復職を認めました。
ホドンの体を心配するムヒュルに、自分は大丈夫だが、叔父のソン・ガンが自分を助けて犠牲になったと、遺体を王宮の庭に運び込みました。
それを見たメソルスとソン・オック。君主を助けるのは臣下の勤めだというソン・オックですが、ホドンを討つはずが返り討ちにされてしまったショックはかなりのもののようです。この恩はいつか必ず返すというホドンは、メソルスを冷たく見下ろします。そんなホドンを睨みつけるメソルス。

メソルスは、兄ソン・ガンを殺した恨みをぶつけに、ホドンの部屋に乗り込んできました。兄を殺したな!というメソルスに、息子を殺そうとしたのか!というホドン。
そして目覚めて、その親子の壮絶な確執ともとれる争いを目撃してしまったプク。

私が殺せと命じた!と激高して答えるメソルスは産気づくのでした・・・
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