韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第23話 ホドンとプクの想い 

ホドンとラヒの縁談を壊す代わりにプクが欲しいというジャシル。
もしかすると護衛兵は見せかけで、もしホドンの女だったら難しいというメソルス。
お互い非力な者同士、無理な話でしたねと笑うジャシルの言葉に、むっとするメソルス。
ホルとヤンへ達の部屋にプクはいました。
2人が自分の正体を知っていると確信したプクは、自分もモ・ヤンへと同じ疑問を持っているといいます。

ジャシルは、弟が洛陽でプクを見初めたが、残念なことにホドンの護衛となってしまったので、連れ帰って結婚させたいと言いました。
それが本心だとは思っていないメソルスですが、ひとまずプクに会ってみることにしました。
思いもよらずプクを呼び出されたジャシルは、今会うときではないと、部屋を後にします。

ラヒと共に川のほとりの豪華なテントについたホドン。
国境の関の壁の領土侵犯の話し合いをすると思っていたラヒは怒り出しますが、連れ出す口実だと分かっていて付いて来ただろう?というホドンの言葉に不快感をあらわにします。
命の危機を乗り越えて戻ってきたのに、嬉しくないのか?と問うホドンに、私と何の関係がある?と問い返すと、自分が死んだらラヒが悲しむし自分も辛いと答えるホドンは、馬上のラヒに手を差し伸べます。優しく微笑むホドンに戸惑うラヒ。

川上ではハスの花の灯篭を流すチャチャスンとヘンカイ。
王子は楽浪王女と結婚するのですかね、というヘンカイ。
プクのホドンに対する想いを知っているようで、ホドンに愛されて暮らして欲しいと、兄らしいことを言うヘンカイに、身分の差はどうやっても越えられないが、ホドンの下に入れば命の危険はないし、側室にでもなれば幸せに暮らせるだろうと大人な意見を言うチャチャスン。

川の飛び石をホドンに手を引かれて渡るラヒは、川の流れに乗って流れてくる灯篭の神秘的な雰囲気にのまれて涙を流します。自分の気持ちに正直になれないラヒは、”信じていいの?”とホドンに問います。もう信じているだろう?というホドンと熱いキスを交わすラヒ。

メソルスに呼び出されたプクは、途中、ジャシルとチソにばったり会ってしまいました。直立不動でじっとジャシルを見るプクに、訳が分からず訝しがるジャシル。
プクの脳裏には、山東半島で会っていたこと、そしてジャシルが自分に簪を刺した張本人だという過去が見え、気を失ってしまいました。
チソは、ミチュに水を取りに行かせた隙に、プクの胸の傷を確かめます。
チャミョンを見つけたことを内心喜ぶジャシル。

メソルスの前に連れて行かれたプク。
ホドンの女か?と問われ、驚いて”護衛兵であり友人です”と答えるプクに、面白い娘だと大笑いするメソルス。
楽浪へ行け、と言われたプクは、なぜ楽浪へ私を送るのですか?と問うと、王宮にいる娘は全て王妃の奴婢だから、私の自由にできる。楽浪への答礼品として預けると答えるメソルス。
楽浪行きがジャシルの望みだと聞いたプクは、ジャシルが自分が何者であるか知っていると確信します。
そして真実に近づくにはこの方法しかないと考え、”行きます”と答えるプク。ホドンに許しをもらいたいというプクに、メソルスは、途中ウンポ関に寄り、挨拶すればいいと言いました。

部屋に戻り、王子と離れることになったことに悲しい気持ちになるプク。

朝になり、川辺のテントで目を覚ましたラヒは、ホドンの隣で眠っていたことに驚きました。剣を抱いてて眠るホドンに「高句麗へ居続ければ不幸のまま。自分と結婚して楽浪へ来れば、幸せにしてあげられる。私と一緒ならあなたも変わるわ」と囁いてホドンのもとから去るラヒ。それを寝たふりをして聞いていたホドン。
馬で去るラヒを見届けながら、こんな時でも、プクのことを思うホドン。プクは初めて会った時、剣を抱いて寝ていた自分を気にかけてくれた、と、思い出すホドン。
しかし、なぜプクのことが気になるのか、まだ気がつかないホドン・・・

同じ頃、プクもまたホドンとの出会いからの出来事を思い出していました。
ふと我に返り、楽浪へ行くことに気持ちを持っていこうとしていました。

楽浪では、チャミョン探しを命令されていたトンゴビが帰り、王妃を連れて行きたい場所があり、そこで全て話すということになりました。
それはホルの家の裏山で、そこにはチャミョンの墓がありました。
花を手向ける2人。しかし王妃は、ここにいるのはチャミョンではないと言い切りました。獣でさえ自分の子供が死ねば悲しいのに、私は全く悲しくないといいます。
王妃は、王にホゴクを探しだせばチャミョンの行方がわかると進言します。

両国の高官同士の縁談の話し合いは相変わらず平行線でしたが、そこにジャシルが割り込んで、破談を宣言してしまいました。

帰国するために集まるジャシル達楽浪一団の前に、メソルスが下賜した着物を着て着飾ったプクが現れます。その美しさに見惚れるホル。

楽浪への途中、隊列を離れ話をするプクとホル。
大将軍もヤンへも次妃も、自分の正体を知っていて楽浪へ連れて行くのですね・・・それでも自分はついていきますと言うプク。
プクに問い詰められ、自分の第2婦人にするためだと答えるホルですが、その答えに納得がいかないプク。

ウンポ関についた一行から別れ、ホドンのいるテントに挨拶に行くプクとミチュ。
美しい女性の服で着飾ったプクに見惚れるホドン。
チャチャスンに、楽浪の大将軍がプクを見初めて第2婦人にする、という話をするミチュの言葉を聞いたホドンは、プクと2人で話がしたいと人払いをします。
お互い見つめ合うプクとホドン・・・

ここではじめて、ホドンはプクのことが好きな自分の気持ちに気がつきました・・・

メソルスから答礼品だから着飾れと言われたというプクに、”お前は物じゃない”とホドン。私も嫌ですが・・・というプクに、”行くな”というホドン。
私が楽浪へ行く理由をご存知でしょう?と答えるプクに、ホドンはこんなことを言いました。”私は7歳のときから剣を抱いて寝ていた。それは死にたくなかったからだ。洛陽でも遼東でも、高句麗に帰ってからも、お前と一緒なら剣が無くてもよく眠れた。”と。
冗談のつもりで”私が・・・守っているからですか?”と微かに微笑み聞くプクに、”剣の代わりにお前を抱いて眠りたい”と、精一杯の愛の告白をするホドン。思いもよらないその言葉に驚いて、ただただ自分を見るプクを引き寄せ抱きしめるホドン。時間も息も止まるような長いキスをする2人。自分から身を引くプクに、”私が嫌いか?大将軍が好きなのか?”と真顔で、そして意地悪く聞くホドン。
戸惑いながらも、”王子さまが王になりたいように、私は自分が誰だか知りたい”と答えるプク。
”楽浪へ行きたい気持ちを我慢して王子様の傍にいたいと思っても、不思議な力がなぜか私を楽浪へと導いていくのです”というプクに、お互いを想い合う気持ちが分かっても楽浪へ行くことを引き止められないもどかしさを感じるホドン。
別れ際、”お前がいないと、(また剣を抱いて眠らなければならないから)手足が冷えるな”というホドン。
そんなホドンに”行ってきます”と別れの言葉を交わしホドンの元を去るプク。
そしてそんなプクの後ろ姿を見送りながら、自分が唯一望んだもの、本当に大切に思える人が自分の手からすり抜けて行ってしまった虚しさを感じるホドンでした。
そして、ホドンのもとを後にしたプクもまた”ホドンは手足が冷えると言ったけれど、私は夏の暑い日差しの中でも心が寒いです・・・”と涙ながらに馬を飛ばすのでした。

夜になり王の命を受けたウナル大将軍率いる高句麗の大群が移動していました。

ジャシルたちが乗る馬車のあとに続くプクは、王子のことを想ってか浮かない表情です・・・。

同じように浮かない表情のホドン。
そこへ、テチュが王からの勅命の書状を持ってきました。
その書状を読み、鎧を纏い、剣を持ち出陣するホドン。
楽浪の4つの関を責め、ホドンにはラヒを生け捕りにて連れてくるよう命令が下りました。

ジャシルたち一行にも、この開戦の報告が入ります。
それを聞き、急いで馬で走り去るプク。
ラヒを救出するため、関に向かう楽浪の兵士たち。

ラヒは、ホドンが優しくしてくれたのは自分を油断させるためだったのだと思い込み、恨む気持ちを抱えてホドンのいる関へと向かいます。

ホドンに剣を向けるラヒ。
それを交わすホドン。

ホドンを狙って楽浪の将軍が馬でかけてきますが、投剣で落馬する将軍。
驚くラヒとホドン。
そこへ、身を翻してホドンとラヒの間に降り立つ者が・・・・プクでした。
しばし見つめ合うプクとホドン。
””王子様、戻ってきました”そう言うプクの姿を見て”さっきの服の方がずっと似合っていたのに・・・”と、そこが戦の場であることを忘れてしまうようなホドンの言葉・・・
ホドンとプク、2人の怪しい雰囲気を見せつけられたラヒでありました・・・
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