韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう

この作品上における用語集〜! 

高句麗の大武神王(ムヒュル)の息子・好童王子は、
武術に長け見目麗しい美男という評判で有名でした。沃沮に遠出していた好童王子と偶然出会ったチェ・リは一目で好童王子を気に入り一緒に国に帰り、娘の楽浪姫に引き合わせました。2人は愛し合うようになり、好童王子はすぐさま楽浪姫の婿に迎え入れらました。
 やがて好童王子は妻となった楽浪姫を伴って帰国するのですが、、父の大武神王は密かに楽浪国征服を企てていました。しかし楽浪国には敵が侵入すると自ら鳴り出す太鼓「自鳴鼓」があって、これに頭を悩ませていた大武神王は、好童王子を呼び妻の楽浪姫に「自鳴鼓」を破壊させるよう命じたのです。好童王子からこれを聞いた楽浪姫は夫のために快諾し、国に帰ると密かに「自鳴鼓」をナイフで切り裂いてしまいました。楽浪姫からの連絡を受けた好童王子は軍を率いて楽浪に侵攻し、「自鳴鼓」を破壊して敵の侵略に荷担したのが娘だと知ったチェ・リは楽浪姫を殺し、高句麗に降伏したのでした。意気揚々と楽浪宮に到着した好童王子に待ち受けていたのは、最愛の妻の亡骸だったのです。
 楽浪国を滅ぼして帰国した好童王子を大武神王は喜び迎え入れましたが、好童王子の継母で大武神王の第一夫人である元后は好童王子が我が子ヘエウの王位継承の邪魔になると考えて、好童王子から辱めを受けたと夫に嘘の罪を訴えました。父に追求された好童王子は、楽浪姫の死に対する悲しみと罪悪感も重なって、自ら命を絶ってしまいました。

*この説話には諸説あり、「自鳴鼓」が実は予言能力を持った
人間だったとも言われているようです。

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