韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第2話〜13話 2人の王女の誕生と運命


◆第2話 ◆第3話 ◆第4話 ◆第5話 ◆第6話 ◆第7話 ◆第8話
◆第9話 ◆第10話 ◆第11話 ◆第12話 ◆第13話

◆第2話
瀕死のところをヘンカイたちに救出されたチャミョンでしたが、すでに毒がまわっていて意識不明の状態でした。大量の血を吐くチャミョン。必ず助けますからと、嘆き叫ぶチャチャスンとミチュ。ヘンカイ達ははチャミョンを助けるために王宮を離れ、荷馬車で急ぎ移動していました。どこに向かうのでしょうか・・・

そのころ、自室のホドンの肖像画の前で自棄酒を飲みながら、絵に語りかけるラヒ。
「太鼓も壊し、チャミョンも殺した。あなたを独り占めする妹が憎かったけれど、殺したくなかった。なぜ私を人殺しにしたの?そこまでしたのに、なぜ愛してくれないの?なぜ私はホドンを愛してしまったのだろう・・・」と嘆くラヒ。

そのころ、ヘンカイ達は海岸にいました。
民間療法なのでしょうか?毒に侵されたチャミョンの体に泥を塗り、石を焼いて暖めた浴槽のようなところにチャミョンを寝かせました。体を温めて汗と一緒に毒を排出させようとしているのです。
すでに意識がないチャミョンでしたが、それでも自鳴鼓が壊されたことで、父である国王が苦難の末に建国した楽浪国の行く末を案じていました。

ここから物語りは、2人の運命の王女が生まれる前の19年前までさかのぼります。
大変申し訳ありませんが、ここから13話まで端折ります。

西暦18年。後漢の支配下の楽浪郡。
漢の皇帝の身内である太守ユ・ホンが、我が物顔で支配をしていました。

その配下と成り果てていたチェ・リの2人の妻はそれぞれ臨月を迎えていました。
2人の妻はそれぞれが夢で天からの啓示を受けました。
王になる運命の太陽を与えられたラヒの母親・第2夫人ワン・ジャシル
王を助けるべく落ちてきた太陽を救う運命を与えられたチャミョンの母親・第1婦人モ・ハソ。

天文官チャムクはチェ・リには娘が2人生まれ、その子は反乱因子だとユ・ホンに進言しました。チェ・リには生まれた子供を殺すように命令が下ります。
ワン・ジャシルは自分の子供が生きられるよう、チャムクを誘惑するのでした。

◆第3話
ジャシルの誘惑に負けたチャムクは、火のついた凧をモ・ハソの家の方向へ飛ばし、あたかも不吉な星が落ちたように見せかけ、モ・ハソの子供だけを殺すように仕向けてしまいました。
モ・ハソやチェ・リが子供を殺せないとわかると、その生まれたばかりの子供の胸に簪を突き刺すジャシル。
かすかにまだ息をしている娘でしたが、簪を抜いたら失血死してしまう。モ・ハソは娘を小舟に乗せました。侍女タルゲヒは4歳になる自分の子供イルプムを、どこまでも一緒行って守るようにとその船に乗せました。
モ・ハソは「自分は何もししてやれない・・・自ら鳴いて生きよ」その子どもに「自鳴(チャミョン)」という名前をつけました。

◆第4話
船で流された2人の子供。
ジャシルは侍女チソにチャミョンとイルプムの乗った船を沈ませ、死を確認するよう命令しました。
檀君王倹への誓を守り、男を立てるというチェ・リ。必ずユ・ホンを討ち、モ・ハソを王妃にするから、我が子にかわって楽浪の民をわが子のように慈しんで欲しいといいます。
子供を失ったモ・ハソはチェ・リの愛を手に入れました。
チェ・リの愛を失ったジャシルは、愛はいつか色褪せるもの、モ・ハソに愛はあげましょう、自分は権力を貰うわと、ひとり心を決めるのでした。

その頃、隣国高句麗では、ホドンが太子になるという話が出てきていました。

チャミョンたちの乗った船を沈めようと漁師が近づきましたが、まるで天の怒りを受けたように空には雷が、大風が、そして川面には波が経ち、嵐となったのです。

チェ・リとワン・ゲンは、楽浪独立を誓い、その背中に「楽浪」の文字を刻み込みました。

◆第5話
正妃ソン・メソルスが、義理の息子であるホドン王子に嫉妬を超えた憎悪ともとれる感情を覚えていました。
高句麗王ムヒュルは、最愛の女性との間にできた子供であるホドンを溺愛し、王妃に愛を与えることさえしませんでした。もし王子が生まれたりすれば、自分の血を分けたホドンと弟が戦うことになることを危惧したのです。
しかし、その憎悪は一線を超え、とうとうメソルスはホドンを殺そうと、王子の寝室に赴き、その首に手をかけてしまいます。
正妃が自分を憎み殺したいと願っていることに気付いたホドンは深く傷つき、なぜ実母が扶余の人間なのか、そしてなぜ自分を残して早くに死んでしまったのかと、たった7歳のその小さな心で嘆き悲しんだのでした。

その頃、チャミョンとイルプムの乗った船は、浜辺に流れ着いていました。

◆第6話
小舟が浜に打ち上げられ、最初はイルプムだけを連れ帰った技芸団のチャチャスンとミチュですが、イルプムのやさしさを見た2人はチャミョンも連れ帰りました。そして技芸団の一員として育てられます。

ホドンは自分の身を守るため、たった7歳という歳でありながら剣を抱えて眠るようになりました。
自分が無力だということを教えられたホドンは、力がなければ自分が生きていくことも王になることもできないと知りました。母と呼べる人の愛を失ったホドンは、その母への想いと憎しみを胸に、身内をも切り捨てる非情の剣をウナル将軍から習うのでした。

◆第7話
西暦29年。
18歳になったホドンの剣の腕前は師匠であるウナル将軍もを凌ぐ程になっていました。
その頃、楽浪国の国王に、チェ・リとワン・ゲンのどちらがなるのかで、両者の周辺の思惑が渦巻いていました。
その中で唯一王座への野心を持っていないチェ・リ。

(ジャシルの回想)西暦25年。
太守ュ・ホンとの戦いが終を迎えました。
ワン・ゲンは、金の矢・銀の矢・銅の矢でユ・ホンを居抜き、金のマサカリで首を落としました。大博ホゴクは、アキレス腱を切られ、額に刺青を入れられ、楽浪軍が郡が滅び楽浪郡が国として独立した証として、漢に送還されました。
ホゴクは、この時にこの2人への復讐を誓ったのでした。
この事件が、後に災いとして残ることを心配せずにいられないチェ・リでありました。

再び西暦29年。
自分が王になると言うべく我が物顔で振舞うワン・ゲン。
王妃になりたいというその妻モ・ヤンへ。
2人はチェ・リの暗殺を画策します。

高句麗では、ホドンが王やソン・オックに武芸を披露していました。
その想像以上の剣術の上達ぶりに、訝しむソン・オック。
ムヒュルは褒美としてホドンに山をも切り裂く名剣を下賜します。
王妃との手合わせを望むホドンに息巻く王妃。しかし、ホドンの剣が王妃を上回る腕前だと見抜いたソン・オックは、手合わせすることなくとも勝敗は明らかだと、ホドンの願い遮ってしまいました。
王への献上品としてメソルス従姉妹スリジョンを連れてきました。
王にメソルスと別れこの娘を正妃にと進言したのです。
どうしてもピュリナ族から太子を出したいソン・オック。
自分が太子になれるかどうかは父の気持ち次第だというホドン。
楽浪を討つためにはピュリナ族の力がいるというムヒュル。
本気で王になりたいのならピュリナ族の力を借りずに楽浪を討てという父に、討ってみせると答えるホドン。
自分の命はここまでと悟ったメソルスは、怒りに身を任せ、ホドンに剣の勝負を申し入れます。
どちらかが死んでも今日こそ決着をつけるとまで言うメソルスとホドン。

◆第8話
ホドンと勝負しようとするメソルスを止める侍女たち。
邪魔をするものは殺してやると剣を抜くメソルスに、侍女ヤンドクは、自分の役目は天寿を全うした王妃の陵墓まで友をすることだと王妃をさとしますが、王妃は聞き入れません。
それどころか、毒を仕込んだ手裏剣まで用意してホドンのもとに向かいました。
王から下賜された剣を使えという王妃。
どちらかが死んでも今日こそ決着をつけるとまで言うメソルスとホドン。
激しく剣を交わす2人。しかし剣を抜かないホドン。
育ててくれた恩を返すため、命を奪わぬよう剣を抜かずに勝つというホドンに、メソルスは毒を仕込んだ手裏剣を使います。その手裏剣に毒が仕込んであることを見抜いたホドンは、そんな卑怯な手まで使うのなら、本気になりましょうと剣を抜きます。
メソルスを打ち負かしたホドンはトドメを刺そうとするが、かつての師が見ていることに気づき、メソルスの帯を切るだけにしました。そして、死人のように生き、自分が王になるのを見届けるが良いといいました。。メソルスは、生き延びて、この帯でお前の棺を縛ってやろうというのでした。

既に国王気取りのワン・ゲン夫妻に、謙虚な態度を見せるジャシル。

高句麗では、楽浪でこの2人の衝突が起きると期待していました。
使者として楽浪に赴いたホドンは、ムヒュルが王妃に縫わせた祝の服をチェ・リに着てもらうのが高句麗の意向だと伝えました。自分が無視されたと怒るワン・ゲン。
漢に謁見に行く際にチェ・リを殺してしまおうと画策するワン・ゲンたち。

漢では、この機会に2人を殺してしまおうと、こちらでも画策していました。

そんなさなか、楽浪ではホドンとラヒが出会います。
「好童(ホドン)」とは素敵な男性っていう意味なのに普通ね、というラヒ。
楽浪一の美人の娘を褒美にやると言われていたホドンは、あまりにもイメージの違うラヒに「太り過ぎで可愛くない」と言いました。
そしてラヒのほほにキスをして「お前は私のものになるのだから、(ため息をついて)綺麗になれ」と一言。動揺したラヒはホドンの顔に剣で傷を作ってしまいました。

◆第9話
可愛くないと言われ傷ついたラヒは、ホドンに剣を抜き、追い掛け回しました。
最初のうちは軽くあしらっていたホドンも、帽子を切られたあたりから本気になってしまいました。ただし腕が違いすぎるので、ホドンは木の枝ですが。
興奮しているラヒは本気でホドンに切りかかりますが歯が立ちません。
ホドンは「興奮して剣を振り回す女も嫌いだが、毒づく女はもっと嫌いだ」と吐き捨てます。
モ・ハソに止められても、ダダをこねるラヒ。
一国の使節団が子供をいじめるのかとたしなめるモ・ハソに「悪いことをしたとは思っていない。」と切られた帽子を差し出すホドン。謝るつもりはないというホドンに切りつけ怪我を負わしてしまうラヒ。
どうしてこんなことになったのかと、怪我を治療しながら聞くモ・ハソに、「素敵だからいいなと思って仲良くなろうと思ったら、可愛くない・太っていると言われ腹が立った。」とラヒ。悔しいなら美しくなれという2人の母に「興奮して剣を振り回す女は嫌いだと言われたからもうだめ」いうラヒ。11歳のラヒの初恋なのでした。

お前も王になりたいのだろうというワン・ゲンに、自分の故郷に帰ってクジラをとって暮らすというチェ・リ。それでも排除しようとするモ・ヤンへ。

高句麗では、今回の楽浪への派遣の成果を話し合っていました。
豊かな国であり、国境の警備の強固。
ジャシルの娘は不細工だから褒美なら辞退したいというホドンに、王にとっての女とは利益になるか楽しませるものかのどちらかだと教えます。
それならスジョリンはどうなのか?と問うホドン。政敵となる芽は最初から摘んでおくべきというホドン。

スリジョンを次妃として迎えた高句麗王。
その夜、東明聖王を祀る神堂にメソルスが赴くと、すでにホドンがいました。
その瞬間だけお互いの思いを理解し合う2人。
まだ若いホドンと酒を酌み交わし、気を許したわけではないと分かれる2人でありました。

荷物をまとめメシダルに向かうというチェ・リ。高句麗王の真意を悟ったチェ・リは、無用な戦いを避けるため身を引くといいます。
お互いの陣営がお互いの殺害を画策します。
結局、チェ・リ、ワン・ゲン、モ・ハソ、ジャシルが同じ船で行くことに。
暗殺計画を実行する時がやって来たのでした。

◆第10話
船の中では、すでに計画が進んでいました。
モ・ヤンへは、ジャシルも始末するよう部下に指示をしていたのです。
ワン家の部下ペダルに殺されそうになるジャシル。チソが来てくれたおかげで助かります。
命の危機を感じたジャシルは、お茶を入れ、チェ・リに飲ませます。
神秘のお茶だというそれを3杯飲めば、きっと命を助けられるだろうというジャシル。

その頃、ホゴクの元では、チャチャスン達が公演のリハーサルをしていました。
空中芸をうまくやりこなすことができないプク。
それでも交代どころか安全のための網も使うなというホゴク。

船の中では、ジャシル落ち着かず、ワン・ゲンはチェ・リを碁に呼び、作戦を決行しようとしていました。
ジャシルは慌てて酒に毒を混ぜ、チソは威の刻に粥を持ってくるよう指示します。
兄に差し出した杯を叩き落すペタル。それでも杯を勧めるジャシル。じゃ汁をたしなめ杯を取り上げ飲み干すチェ・リ。続いて飲むモ・ハソ。やっと口を付けるワン・ゲン。
ジャシルも飲み、そして倒れる4人。
指示通り粥を作り部屋に運ぶチソ。意識が戻ったジャシルは、チソの持ってきた粥に布をひたし、それを兄の顔にかぶせて窒息死させてしまった。しかもそれを無断で船に乗り込んでいたラヒに見られてしまっていました。

ワン・ゲンが急死したことは、すぐに高句麗にも知れ、ホドンの見込みが甘かったムヒュルは叱責します。チェ・リが生き残ったことで楽浪征服が困難になったため、ムヒュルは戦争の為とホドンに残忍な剣を教えます。
ピュリナ族は兵を出さないと宣言。王妃たちもどうしたら戦争を回避できるか画策します。

母が叔父を殺害する場面を見てしまったラヒは、まるで壊れてしまったかのように柱に頭をうちつけていました。
ラヒのためにチャチャスンに公演を依頼したモ・ハソ。

氷詰めにされたワン・ゲンの遺体を前に、謝るジャシル。

◆第11話
ワン・ゲンの遺体の前のジャシルとチェ・リ。
夫の為に兄を殺したというジャシル。権力のために殺したのだろうというチェ・リ。
義兄を殺し女に助けられた成りあがりの王として嘲られながら一生を送るというチェ・リに、あに殺しの汚名を着て一生を送るというジャシル。
ラヒは跡継ぎにせず、チャミョンが生きていたら跡継ぎにするという。

ワン家では、モ・ヤンへが酔って荒れていました。
当主になれと言われたホルは、平和な暮らしがしたいと、義姉がなればいいと言って泣くのでした。

どうしても兵を出さないというソン・オック。
ホドンを太子にするなという要望に、ホドンは取引の対象にならないと一喝するムヒュル。

ラヒための公演で、投剣にだけ感情を示したラヒ。
ジャシルは、まるでプクの命を買うかのように簪をミチュに与え、ラヒに剣を投げさせました。
その剣で怪我をしてしまったプク。
優しく介抱するモ・ハソ。

母が嫌いだと、実の母ではないモ・ハソの方が優しいというラヒに、ならば聴いてご覧?1人しか助けられないとしたら私とチャミョン、どちらを助けるかと。チャミョンが誰のことなのか知らないラヒ。ラヒはチャミョンのことをチソから聞いたといい、モ・ハソに質問するのでした。自分を助けると言うはずだと・・・。
しかし、モ・ハソはチャミョンを救うと言いました。その答えを聴いてラヒは飛び出してしまいましたが、ラヒと一緒に死ぬわとつぶやくモ・ハソ。

ワン・ゲンの遺体がワン家へと戻ってきました。
それを見て、モ・ヤンへは部下を引き連れ、ジャシルのもとへ乗り込むのでした。

◆第12話
部下を引き連れ、ジャシルの邸宅に乗り込んだモ・ヤンへ。

ジャシルに向かって火のついた矢を放ち大やけどを負わせ、屋敷も火事で燃やしてしまいました。

胸に簪が刺さった子が、技芸団の中にいると気が付いたホゴク。

高句麗では、毒薬を使ってまで王となんとか関係を持とうと、メソルスが涙ぐましい努力をしていました。ホドンが結婚して息子が生まれたら、それこそ自分の立場がなくなってしまうからでした。

一方、楽浪を攻め落とすことが難しくなったためそれなら結婚させてしまおうと、ラヒに求婚することになったホドン。叔母のヨランに「ラヒは大嫌い。名前と違って不細工だし、何といっても性格が悪くて剣を振り回すから」と不満を漏らすホドン。叔父のウナルからは、王室の婚姻なのだから、外見や性格は関係なく国の利益のために自分を犠牲にするのだとたしなめられてしまいます。自分の見込みの甘さが招いたことなのでワガママは言えないというホドン。自分が王になるためには、どんなことをしても結婚してみせると決意するのでした。

そんなホドンの強い意志に負けるまいと薬を飲み干すメソルス。
ホドンのの婚姻についての会議中、メソルスは倒れてしまいました。
やはり薬が強かったようです。

楽浪ではモ・ハソが、罪人となったモ・ヤンへに会いに牢屋を訪れていました。
罪を犯したとはいえ、将軍の妻であったヤンへへのひどい仕打ちに見かねて、モ・ハソは世話をするのでした。
チェ・リと部下たちは、モ・ヤンへの処置について話し合いますが、処罰したくないチェ・リに対し、被害が甚大すぎて民が納得しないためさらし首にして欲しいと進言しました。そこにジャシルも乗り込んできて、処刑しろと騒ぎ立てます。

ホゴクは、とうとうプク(チャミョン)を見つけました。

そして、チャミョンが生きていたと知ったジャシルは何としても始末しようとするのでした。

◆第13話
とうとう処刑されることになったモ・ヤンへ。
風呂に入れてもらい、モ・ハソに化粧をしてもらい、首を切りやすいように髪はゆって欲しいと願います。

とうとう処刑のときが来た時、ワン・ホルはモ・ヤンへとの結婚を宣言します。
これにより、刑の執行は停止されました。
実は、この結婚の入れ知恵をしたのはチェ・リだったのです。

モ・ヤンへを殺す機会を失ったジャシルですが、この機会にプクを始末してしまおうという魂胆。

メソルスの作戦は成功し、王の心をつかむことができました。
何としても息子を産み、国母となる決心をするのでした。

楽浪国へ到着したチャチャスンたち技芸団。
ジャシルはマムシの毒でプクを始末しようとします。

ラヒと再会したホドンは謝ろうとしますが逃げ回るラヒ。
空腹で動けなくなったラヒをホドンは優しく背負ってやりますが、大げさに嫌がるラヒ。
自分と結婚する運命なのだというホドンに平手打ちをして去るラヒ。
駆け去るラヒを見ながら、必ず自分のものにしてみせるという表情のホドンでした。

王妃と再会したプク。
ラヒからも侍女として誘われますが、兄が宦官にされると聞いて、断ってしまうのでした。
そして、ホドンと出会います。
ぜひ高句麗で護衛をして欲しいというホドンにこれまた断るプク。

部屋に戻り、テチュと笑いながら話すホドン。
よほどプクが面白かったようです。

その夜、チソが目星をつけていた子供を手下が殺しに来ました。
しかし、その子はプクではなくミョリという子でした。
自分のせいで死んだというプク。
自分の命を狙われていると感じたプクは、ヘンカイと共に、ホゴクへ弟子入りし武術を習うことにしたのです。自分を守るために。

5年後、大きく成長し武術も上達したプクとヘンカイ。
そして高句麗ではメソルスが懐妊し逃亡したとの報告を受けるホドン。

ここからそれぞれの運命が錯綜していく予感がします・・・
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