韓国史劇「幻の王女チャミョンゴ」を楽しもう


各話のあらすじと解説。数回のTV放送を経てきたドラマなのでネタばれ全開です。
一言お断りしておきますが、私は韓国語はわかりません。
映像と字幕から受ける印象は人それぞれです。解説や見解が違う場合がありますが、
いろいろな解釈があってもよいと思いますので・・・
また、基本的にプク(チャミョン)よりの記事になりますのでご了承ください。

あらすじと解説 第22話 弟の誕生 

水辺でホドンの指導のもと、気の鍛錬をするプク。おぼろげながら自分の過去が見えるようになってきているプク。
そしてそんなプクを心配するヘンカイ。

テチュはホドンを王宮に呼び戻そうとしますが、今、戻ったところでどうにもならないことが分かっているホドンは、テチュに帰るように言います。
この一大事の時にホドンがプクのそばにいるのが気に入らないテチュは、嫌味を言って帰りました。
プクは、王妃が王子を産んだらどうなるの?と尋ねますが、そんなプクに”気が満ちれば千里を見通せ、人の心も読めるという。私に未来を教えて欲しい”というホドン。テチュの言う通り戻ったほうが良いのでは?と言いますが、”王妃に息子を産むなと泣きつくか?それとも息子が生まれたら問答無用で切り殺すのか?”と逆に言われてしまうプク。

王宮では、メソルスは難産でした。高齢出産でもあり、また、王の命令で医者も呼べず、自力で出産するメソルス。
難産の果てに産まれたのはホドンの弟である息子でした。

王子の誕生を喜ぶメソルス。
王子の誕生を祝う大臣・兵士たち。

そしてその声を聞くホドンとプク。
やるせない表情のホドンを心配そうに見つめるプク・・・

メソルスは生まれたばかりの息子を、女官の静止も聞かずに父親であるムヒュルに見せに行きました。
息子に挨拶をさせようというメソルスに、その必要もないし名前を付ける気もないというムヒュル。
息子として認めないなら、その手で殺してくれというメソルス。
ムヒュルはホドンを呼びつけました。

王子のことを気にかけるプク。
王になれなかった王子は皆死ぬの?と聞くプクに、時に同じ母親から生まれた兄弟同士でも権力のために殺し合うこともある、と答えるホドン。王子様もそうなの?と聞くと、わからないと答えるホドン。そこまでしてまで王になりたいの?と聞くと、人には当たり前すぎて理由など考えない時がある。私の場合も同じことだ・・・と答えるホドン。
そんなホドンを、ただただ見つめるプク。
そんなところに、テチュがホドンを呼びに来ました。とうとう来たか・・・という感じのホドン。

ホドンを呼びつけたムヒュルは、生まれたばかりの弟の命をホドンに預けるといいます。まだ息子とし情がわかないが、自分の父のように息子殺しの汚名は着たくない。今、この子供をホドンが殺しても、恨むことはない。と非情なことを言い放ち剣をホドンに渡すムヒュル。

楽浪では、高句麗王妃が王子を生んだことに喜び、これを機に、ラヒとホドンの縁談をすすめることにしました。双方の要求をまとめ、時期や結婚後どちらに住むのかなど、高句麗へ行き話し合ってくるようにとチェ・リはワン・ホルに命令しました。

剣を握り、弟を見つめるホドン。
意を決してムヒュルにこう言います。”無抵抗の弟を殺すことはできません”と。
晴れてムヒュルの息子として認められた子供は「ヘエウ(解愛憂)」と名付けられました。もしこの2人の王子の仲を違えるものがあれば、必ず自分の剣で命を落すだろう、と釘を差すムヒュル。

ホドンとの縁談の件で、楽浪から使節団がやって来ることになりました。

ホドンが漢で臣下の礼を取り、そしてメソルスに王子が生まれたことで、ホドンの立場は悪くなったとムヒュルは言います。そしてホドンが生き残るためには楽浪を手に入れるしかないという意見で一致する2人。
使節団が来たら挨拶だけして、ウンポ関にいるラヒのもとへ行き、必ず心を奪い縁談を有利にするというホドン。自分が生き残るためにはそれしかないと思いつめるホドン・・・
楽浪からの使節団がやってきました。が、なんとホルを追ってきたと見せかけて、使節団に入り込むモ・ヤンへ。訝しがるジャシル。

屋敷の庭で気の鍛錬を続けるプク。無理して過去を見ようとするプクは、血を吐いてしまいます。気が逆流していると厳しく注意するホドンに、自分が護衛をするのでプクを医者に診せて欲しいというヘンカイ。医者にも診せたが、プクの毒は気でしか治療できないというホドン。

ウンポ関まで楽浪王女に会いにいくというホドンに”王女と結婚するの?”と遠慮がちに聞くプク。”ああ、結婚する、”というホドンに”まるで天女みたいで綺麗な方ね”とプク。王は国家の利益のために結婚するんだ。美醜は関係ない、というホドンに、”普通の人(平民)は愛する人と結婚するのに・・・なんだかかわいそう”というプク。
お前に愛が分かるなら言ってみろと言われ、”ふわふわした雲に乗って空に浮いている感じで、でも、心の中に真っ赤に燃える炎を抱いているようで火傷しそうなの”と答えるプク。まだ愛を知らないホドンは、そんなに恐ろしいものになぜ熱を上げるのか?と言い、経験すればわかりますよ、とプク。
昔の王妃はとても美しく、子供だった自分には天女に見えた。でも父は王妃を愛さなかったというホドン。人を愛そうとしない理由を知ったプクは、”だからといって真似しなくても・・・”と言いますが、愛は危険なもので、女を愛する王は真の王ではない。と言い切るホドン。ちょっと悲しそうな表情のプクに、”王にとっての女は2通り。国の利益になる女と男を楽しませる女だ。”というホドンに、”そのどちらでもない3つ目があったらいいのに”というプク。そんなことを考えたこともないホドンは、プクらしい考えだと思うのでした。

高官同士の話し合いでは、縁談の条件が平行線のまま、進まないでいました。

楽浪王女に会いにいくホドンの護衛に、まだ毒から回復していないので参加しないプク。そんなプクを心配するホドンに「?」という表情のプク。
帰ってくるまでに元気になると約束してくれというホドンに、約束します、というプク。そうして分かれる2人。
心密かにホドンのことを想うプクは、一緒に行けない想いもあってホドンが歩いていく後ろ姿をただただ見つめています。
そしてプクのことが気になり振り返るホドン。でもなぜ気になるのかホドン自身に理由はわからないのでした。

ラヒとプク。ホドンのことを想う2人・・・。

ジャシルの部屋では、ホルとジャシルがまたまた言い争っていました。
何としてもチャミョンを始末させたいジャシルに、ここは高句麗なのだからそんなことが簡単にできるわけがない、と、断って出て行ってしまいました。
何とかしなければ・・・と思うジャシルは、メソルスと密会するのでした。

ラヒの居場所を確認したホドンは、チャチャスンたちに作戦をすすめるよう命令し、自分はラヒの部屋に潜り込むホドン。驚いて剣を抜くラヒに、礼に行くと伝言したはずだし、縁談が進んでいるのに会ってはいけないのか?というホドン。

それぞれの女官たちを下がらせて密談を始めるジャシルとメソルス。
ホドンの縁談を潰す代わりに、ホドンの護衛のプクが欲しいというジャシル。

ホルとヤンへは、気の鍛錬を続けているプクを見かけました。
ホルと親しく話すプクが気になるヤンへ。なぜホドンの護衛と親しいのか?と聞きます。ホルは、プクが技芸団にいたことを話します。
ジャシルの手紙の内容を思い出したヤンへは目の前にいるプクがチャミョンあることに気がつきました。
会えて嬉しいと喜ぶヤンへに、訳がわからないプク。焦るホル・・・。
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